RepRap/ja
RepRap について
- 自分自身を複製できる工作機械を目標に始まったオープンソースのFDM方式プロジェクトだ。設計データが公開されているので、部品が割れても自分で印刷して交換できる。
- 今の低価格FDM機のノズル径(0.4mmが標準)、押し出し方式、スライサの考え方はほぼこの系統が元になっている。成り立ちは RepRap/ja のWikiを読むのが早い。
- 当時の機体は木材やアクリル板を切り出して組むものが多く、寸法公差は今の機体よりかなり緩い。剛性を上げたいならフレームの補強とベルトの張り直しが効く。
MICROFACTORY PRN3D
PRN3D について
- 国内の小規模メーカー(MICROFACTORY)が扱っていたFDM機だ。この手の機体はメーカー直のサポートと部品供給が前提になる。
- 消耗品(ノズル、ホットエンド、テフロンチューブ)の入手先は購入時に確認しておく。互換のホットエンドやノズルに置き換えられるか、ネジ径と全長を現物で測ってから探す。
Anycubic Kossel Plus
AnyCubic Kossel Plus について
- デルタ方式のFDM機だ。3本のアームでホットエンドを吊る構成で、テーブルは前後左右に殆ど動かず、XYをベルトで動かす。丸い造形物や背の高いパーツが得意。
- デルタは水平出し(デルタキャリブレーション)がずれると造形全体が斜めに歪む。エンドストップの位置、アームの長さ、ベルトの張りを揃えてからキャリブレーションをやり直す。
- 造形面はガラスとヒーターベッド。1層目の食いつきが悪いときは、面を脱脂してから温度とZオフセットを見直す。
Cetus3D
Cetus3D について
- 各軸にリニアレールを使った直交方式のFDM機だ。専用スライサ(UP Studio系)で印刷する。
- ノズルは専用形状で、市販の汎用ノズルにそのままは置き換わらない。予備はメーカー(Tiertime)から買っておく。
- 世代ごとの違いや改造の実際は Cetus3D のページにまとめてある。
Anycubic Photon
Anycubic Photon について
- 光造形(LCDマスク方式)のレジン3Dプリンタだ。405nmのUVレジンを使う。積層ピッチを細かくできるので、ミニチュアやフィギュア、細かい嵌め合いの部品に向く。
- 造形後はIPA(イソプロピルアルコール)で未硬化レジンを洗い、UVライトで二次硬化させる。洗浄と硬化の道具まで含めて一式揃えておく。
- レジンは皮膚や目に有害なので、手袋・保護メガネ・換気が必須。廃液はそのまま流さず、日光に当てて硬化させてから固形の廃棄物として出す。
- 造形板(プラットフォーム)のレベリングとFEPフィルムの張りが品質を左右する。FEPは傷や曇りが出たら交換する消耗品だ。
- フィラメントは1.75mm径が共通。PLA/PETG/ABS/TPUでノズル温度とベッド温度が変わるので、メーカー指定の温度範囲を守る。
- ノズルは0.4mmが標準。詰まったら加熱してから付属の針で押し出すか、ノズルを交換する。交換用ノズルのネジ径と全長は機種ごとに違うので、注文前に現物を外して確認する。
- 1層目はノズルと造形面の隙間で決まる。紙1枚が通る程度が目安。食いつきが悪い、または潰れすぎるときはZオフセットを調整する。
- 造形面はガラスやPEIシート。使う前に脱脂しておく。反りやすい大型パーツは造形面を温めておく。
- フィラメントは湿気を吸うと糸引きや気泡の原因になる。使わない分は乾燥剤と一緒に密閉して保管する。
- レジン機はIPAでの洗浄とUVでの二次硬化までが1セット。手袋と換気を忘れずに。廃液は硬化させてから捨てる。
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